二条城

Photo: Lin Xiangru (CC BY-SA 4.0)
京都市中京区に位置する二条城は、慶長8年(1603年)に徳川家康が京都の宿所として築いた平城で、徳川幕府の始まりと終わりを見届けた歴史の舞台です。三代将軍家光の時代に後水尾天皇の行幸を迎えるため大規模な改修が行われ、現在見られる壮麗な書院造の御殿群が完成しました。慶応3年(1867年)、十五代将軍慶喜がこの二の丸御殿の大広間で大政奉還を宣言し、約260年続いた江戸幕府の幕が下りたことは、日本史の転換点として広く知られています。
二の丸御殿は全6棟33室からなる国宝建築で、狩野派の絵師たちが描いた3000面を超える障壁画が室内を飾る桃山文化の粋を集めた空間です。大広間の「松鶴図」や「虎豹図」は、将軍の権威を視覚的に示す荘厳な画題が選ばれ、訪れる大名たちに幕府の威光を印象づけました。廊下に仕掛けられた「鶯張り」の床は、歩くたびに鶯の鳴き声のような音を発し、不審者の侵入を察知する巧みなセキュリティ装置として機能していたとされます。
二の丸庭園は小堀遠州の作と伝えられる書院造庭園で、池の中に蓬莱島・鶴島・亀島を配した豪壮な石組みは、桃山から江戸初期にかけての作庭技法の最高峰を示しています。本丸西側に広がる清流園は昭和40年に造営された和洋折衷の庭園で、芝生の洋風庭園と池泉回遊式の和風庭園が見事に調和しています。春は城内約300本の桜が咲き誇り、夜間のライトアップイベントでは現代アートと歴史建築の幻想的な融合が楽しめる、京都を代表する世界遺産のひとつです。
見どころ・おすすめ
名城の見どころ
京都市中京区に位置する二条城は、慶長8年(1603年)に徳川家康が京都の宿所として築いた平城で、徳川幕府の始まりと終わりを見届けた歴史の舞台です。
もうひとつの魅力
二の丸御殿は全6棟33室からなる国宝建築で、狩野派の絵師たちが描いた3000面を超える障壁画が室内を飾る桃山文化の粋を集めた空間です。
四季の庭
二の丸庭園は小堀遠州の作と伝えられる書院造庭園で、池の中に蓬莱島・鶴島・亀島を配した豪壮な石組みは、桃山から江戸初期にかけての作庭技法の最高峰を示しています。
基本情報
| 住所 | 〒602-8145 京都府京都市中京区南伊勢屋町 |
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