竹田城

兵庫県朝来市の古城山(標高353メートル)の頂に築かれた竹田城跡は、秋から冬の早朝に周囲を包む雲海の上に石垣が浮かび上がる幻想的な光景から「天空の城」と呼ばれ、全国から写真愛好家や観光客を引き寄せる山城遺構です。嘉吉年間(1441年頃)に但馬守護・山名宗全が家臣の太田垣氏に築かせたのが始まりとされ、その後幾度かの改修を経て現在の総石垣の城郭が完成しました。
竹田城の最大の見どころは、南北約400メートル、東西約100メートルにわたって山頂を覆い尽くす壮大な石垣群です。天守台、本丸、二の丸、三の丸、南千畳、北千畳、花屋敷と、複数の曲輪が連なるその全体像は、虎が臥せた姿に似ていることから「虎臥城」の別名も持ちます。建物は一切残っていませんが、穴太積みの石垣だけでこれほどの迫力と美しさを放つ城郭は全国でも数えるほどしかありません。
雲海に浮かぶ竹田城を外から眺めるなら、円山川を挟んだ向かいの立雲峡が最適なビュースポットです。9月から11月にかけての冷え込んだ早朝、円山川から立ち上る霧が城山を取り囲み、石垣だけが雲の上に姿を現す瞬間は、まるで天界に浮かぶ楼閣のような神秘的な美しさです。ただしこの光景に出会えるのは気象条件が揃った朝だけという儚さもまた、竹田城を特別な存在にしている理由のひとつです。早起きをして山道を登り、息を呑むような絶景に出会えた時の感動は、一生の記憶として心に刻まれるでしょう。
見どころ・おすすめ
雲海に浮かぶ「天空の城」
秋〜冬の早朝に石垣が雲海の上に浮かぶ「天空の城」。9〜11月の冷え込んだ朝、向かいの立雲峡から見る天界の楼閣のような神秘的な光景は一生の記憶に。
南北400m×東西100mの壮大な石垣群
嘉吉年間に山名宗全が築かせた山城。穴太積みの石垣だけでこれほどの迫力を放つ城郭は全国でも数えるほど。虎臥城の別名を持つ壮大な全体像です。
気象条件が揃った朝だけの儚い絶景
標高353mの古城山頂に天守台〜南北千畳の石垣が連なります。雲海の光景に出会えるのは条件次第という儚さも竹田城を特別な存在にしている理由です。
基本情報
| 住所 | 竹田城, 和田山町安井, 朝来市, 兵庫県 |
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