神社・仏閣

仁和寺

仁和寺

Photo: 663highland (CC BY 2.5)

仁和4年(888年)、宇多天皇の勅願によって完成した仁和寺は、天皇が退位後に出家入寺して初代門跡となったことから「御室御所(おむろごしょ)」と呼ばれ、以後約700年にわたり皇族が門跡を務めた格式高い寺院です。真言宗御室派の総本山として、皇室との深い結びつきの中で独自の文化を育んできました。応仁の乱で伽藍の大半を焼失しましたが、寛永年間(1624〜1644年)に徳川幕府の支援のもと再興されました。

金堂(国宝)は慶長年間に建てられた京都御所の紫宸殿を寛永期に移築したもので、現存する最古の紫宸殿遺構として極めて貴重です。入母屋造・本瓦葺の堂々たる姿は御所建築の優美さを伝えています。五重塔(重要文化財)は寛永21年(1644年)の建立で、各層の幅がほぼ同じという江戸時代の塔の特徴を示す均整の取れた姿が美しく、仁和寺のシンボルとなっています。

境内西側に咲く「御室桜」は京都で最も遅咲きの桜として知られ、樹高が低く目線の高さで花を楽しめることから「花(鼻)が低い」と洒落を込めて「お多福桜」とも呼ばれます。例年4月中旬に満開を迎え、五重塔を背景に咲き誇る約200本の桜は国の名勝にも指定された天下の名桜です。

1994年にユネスコ世界文化遺産に登録。御殿エリアには宸殿・白書院・黒書院が回廊でつながり、北庭の枯山水と南庭の白砂の庭が対照的な美を見せます。近年は四国八十八箇所の砂を境内に納めた「御室八十八箇所霊場」を約2時間で巡る「お砂踏み」も人気です。「徒然草」第52段「仁和寺にある法師」の舞台としても知られ、兼好法師が描いた人間味あふれる逸話が、この名刹に親しみやすさを添えています。

見どころ・おすすめ

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御室桜(4月中旬)

京都で最も遅咲きの御室桜は樹高が低く目線の高さで花を楽しめます。五重塔を背景に咲く約200本の桜は国の名勝に指定されています。

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国宝・金堂

金堂は京都御所の紫宸殿を移築したもので現存最古の紫宸殿遺構です。世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産に含まれています。

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江戸期の五重塔

寛永21年建立の五重塔は各層の幅がほぼ同じという江戸時代の特徴を示す均整の取れた姿です。御室御所として700年間皇族が門跡を務めました。

基本情報

住所 〒616-8092 京都府京都市右京区御室大内33

アクセスマップ

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