四天王寺

Photo: Utagawa Yoshiyuki (CC BY 4.0)
推古天皇元年(593年)、聖徳太子が物部守屋との戦いに勝利したことへの感謝として建立した四天王寺は、日本最古の官寺として知られています。太子が戦の最中に四天王に祈り、勝利を得たならば四天王を祀る寺を建てると誓願したのが創建の由来です。飛鳥時代の伽藍配置をそのまま再現した「四天王寺式伽藍配置」は、南から北へ中門・五重塔・金堂・講堂が一直線に並ぶ日本最古の伽藍様式として建築史上重要な位置を占めています。
度重なる戦火や天災で何度も焼失と再建を繰り返してきましたが、そのたびに創建当初の様式に忠実に復元されてきました。現在の伽藍は昭和38年(1963年)に鉄筋コンクリートで再建されたものですが、飛鳥時代の配置と外観を正確に伝えています。宝物館には国宝の「四天王寺縁起」や重要文化財の仏像群が収蔵され、太子信仰の歴史的な厚みを感じ取ることができます。石鳥居に刻まれた「釈迦如来 転法輪処 当極楽土 東門中心」の銘文は、ここが極楽浄土の東門であるという信仰を伝えています。
毎月21日と22日に開かれる縁日は「太子の日」として大勢の参拝客で賑わい、境内いっぱいに骨董や古着、食べ物の露店が立ち並びます。特に春と秋の彼岸には西門から沈む夕日を拝む「日想観」の行者が集まり、極楽浄土を観想する平安以来の信仰を今に伝えています。天王寺の地名の由来ともなったこの寺は、大阪の街の真ん中に1400年以上立ち続ける不動の存在です。
見どころ・おすすめ
593年創建の日本最古の官寺
聖徳太子が建立。中門→五重塔→金堂→講堂が一直線に並ぶ「四天王寺式伽藍配置」は日本最古の伽藍様式として建築史上重要な存在です。
毎月21・22日の「太子の日」縁日
境内いっぱいに骨董・古着・食べ物の露店が並ぶ縁日は大阪の風物詩。宝物館には国宝「四天王寺縁起」や重要文化財の仏像群も収蔵。
彼岸の「日想観」で極楽浄土を観想
石鳥居の銘文が極楽浄土の東門を示す信仰の地。春秋の彼岸には西門から夕日を拝む「日想観」に行者が集まる平安以来の伝統が今も続いています。
基本情報
| 住所 | 〒543-0051 大阪府大阪市天王寺区四天王寺一丁目18 |
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