清水寺

Photo: Basile Morin (CC BY-SA 4.0)
音羽山の中腹に堂々と構える清水寺は、宝亀9年(778年)に延鎮上人が音羽の滝のほとりに千手観音を祀ったことに始まる京都最古の寺院のひとつです。坂上田村麻呂が延鎮上人との出会いに感銘を受けて本堂を寄進したと伝えられ、以来1200年以上にわたって観音信仰の霊場として人々の祈りを受け止めてきました。「清水の舞台から飛び降りる」という慣用句の由来となった本堂は、釘を一本も使わない懸造りの建築で、崖の上に張り出した舞台は地上約13メートルの高さから京都の市街を一望します。
2020年に完了した約12年にわたる大改修「平成の大修理」を経て、檜皮葺の屋根が美しく蘇った本堂は、清々しい姿で参拝者を迎えています。舞台の下に広がる錦雲渓の紅葉は圧巻で、秋の夜間特別拝観では観音菩薩の慈悲を表す青い一筋の光が京都の夜空に放たれ、ライトアップされた堂宇と紅葉が闇に浮かび上がる幻想的な光景が広がります。境内の「音羽の滝」は三筋に分かれて落ちる清水が学業・恋愛・長寿のご利益をもたらすとされ、柄杓で水を汲む参拝者の列が絶えません。
仁王門から始まる参拝路の両側には産寧坂(三年坂)や二寧坂(二年坂)といった風情ある石畳の坂道が続き、京焼の陶器店や八ッ橋の老舗、抹茶スイーツの店が軒を連ねる散策路は京都観光のハイライトです。地主神社は縁結びの神として若い参拝者に人気で、二つの「恋占いの石」の間を目を閉じて歩き通せると恋が成就するという言い伝えがあります。早朝の開門直後に訪れると、まだ人の少ない舞台から朝靄に霞む東山の山並みを独り占めでき、世界遺産の寺が見せるもっとも静謐な表情に出会えます。
見どころ・おすすめ
地上13mの懸造り舞台と「平成の大修理」
釘を一本も使わない懸造りの本堂。2020年に12年の大修理を終え檜皮葺の屋根が蘇りました。舞台から京都市街を一望する眺めは圧巻です。
音羽の滝と産寧坂・二寧坂
三筋に分かれる音羽の滝は学業・恋愛・長寿のご利益。仁王門から続く産寧坂・二寧坂の石畳には京焼や八ッ橋の老舗、抹茶スイーツ店が並びます。
地主神社の「恋占いの石」
縁結びの地主神社は若者に人気。秋の夜間拝観では青い一筋の光が夜空に放たれ、紅葉と堂宇が闇に浮かぶ幻想的な光景。早朝開門直後が穴場。
基本情報
| 住所 | 〒605-0862 京都府京都市東山区清水一丁目月見町Kiyomizu Slope |
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