京都 東本願寺

Photo: Smiley.toerist (CC BY-SA 4.0)
京都駅から烏丸通を北へわずか数分、正面に現れる巨大な御影堂門の威容に誰もが足を止めます。東本願寺は、正式には真宗本廟といい、慶長7年(1602年)に徳川家康から寺地の寄進を受けた教如上人が本願寺を分立して創建しました。これにより本願寺は東西に分かれ、西本願寺とともに浄土真宗の二大本山として今日に至ります。宗祖・親鸞聖人の御真影を安置する御影堂を中心に、門徒たちの「お東さん」への敬愛は今も変わりません。
御影堂は世界最大級の木造建築のひとつで、間口76メートル・奥行58メートル・高さ38メートルという圧倒的な規模を誇ります。明治28年(1895年)の再建で、全国の門徒から寄せられた浄財と勤労奉仕によって完成しました。巨大な木材を引き上げるために女性門徒たちが自らの毛髪を供出して編んだ「毛綱」が宝物として展示されており、その長さ約110メートル・太さ約40センチの毛綱には、信仰の深さと門徒の結束が凝縮されています。
御影堂と阿弥陀堂をつなぐ渡り廊下の床には、明治の再建時に使われた「埋め木」が随所に見られます。大工たちが節穴を様々な形の木片で埋めたもので、ハート形・瓢箪形・三味線形など遊び心のある意匠を探す「埋め木探し」が参拝者の隠れた楽しみになっています。
東側に位置する渉成園(枳殻邸)は、寛永18年(1641年)に三代将軍・徳川家光から寄進された飛地境内の庭園で、国の名勝に指定されています。頼山陽も愛したこの庭は四季折々の花木が楽しめる都会の中の別天地です。毎年11月下旬の「報恩講」は親鸞聖人の命日にあたる最も重要な法要で、全国から門徒が集い堂内は念仏の声に満たされます。京都タワーを背景にそびえる堂宇の雄姿は、近世以来の民衆仏教の底力を物語る京都の原風景のひとつです。
見どころ・おすすめ
世界最大級の木造建築
御影堂は間口76m・奥行58m・高さ38mの世界最大級の木造建築です。明治28年に全国の門徒の浄財と勤労奉仕で再建されました。
毛綱の物語
巨大な木材を引き上げるために女性門徒が毛髪を供出して編んだ「毛綱」は長さ約110m・太さ約40cm。信仰の深さが凝縮された宝物です。
埋め木探し
渡り廊下の床にはハート形・瓢箪形など大工の遊び心ある「埋め木」が随所に見られます。親鸞聖人の御真影を安置する「お東さん」の本山です。
基本情報
| 住所 | 〒600-8213 京都府京都市下京区東塩小路高倉町川端町 |
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